“がし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
河岸52.1%
餓死34.0%
川岸3.2%
菓子3.2%
賀使2.1%
賀詞2.1%
1.1%
1.1%
饉死1.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
柳橋の裏河岸がしの、橋のたもとから一、二軒目に表二階に手摺てすりのある、下にちょいと垣を結うたいきな妾宅があった。
一世お鯉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
「蒸気河岸がしの先生だ」と一人が他の者に囁き、それからはな横撫よこなでにして私を見あげた、「——なんてっただえ」
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
成経 わしはも一度くり返してあえて言おう。あなたを一人見捨てて都へ帰るほどなら、わしはこの島で餓死がしすることを選ぶ。
俊寛 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
縁は不思議なもので、もしこの竹垣が破れていなかったなら、吾輩はついに路傍ろぼう餓死がししたかも知れんのである。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
十二日は猿田川岸がしから舟に乗って栗橋に着き、さらに堺川岸から舟を乗り換えて、その夜は舟泊まりとなる。
寄席と芝居と (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
前には熊谷より前橋へ出ますには本庄宿の手前に御堂坂みどうざかと申す所より榎木戸村えのきどむらから八ちょう川岸がし、それより五りょうと申す所に日光一の関所がございます。
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「それはね、電気菓子がしとおなじだよ。そら、ぐるぐるぐるまわっているだろう。ザラメがみんな、ふわふわのお菓子になるねえ、だから火がよく燃えればいいんだよ。」
水仙月の四日 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
カステラ菓子がし 秋 第二百五十七 カステラ菓子
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
「玄徳から賀使がしが見えました。家臣の孫乾そんけんという者が、贈り物を献じ、戦勝のお祝いを述べるためにと——玄徳の使いで」
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
賀使がしとして、伯耆守数正は、大坂へ赴き、徳川家重宝の初花はつはなの茶入れを——家康から秀吉へ贈る——歴史的な使命を勤めた。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「北畠信雄卿と、羽柴筑前どのへ、それぞれ、賀詞がしの状を、送ろうと思う。わしの申すとおりしたためい」
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
十五日は阿蘭陀八朔オランダはっさくの日で、甲必丹カピタンは奉行所を訪問して賀詞がしを述べ、それから代官、町年寄などの家を廻って歩く。
向うがしに鷺が居て、雲はやや白くなった。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
向うがしに二階がある。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
昨日持込んだのは眞新らしい赤がしの千兩箱で、樽屋の燒印やきいんしてありましたが、朝になつて見ると、それは手摺れのした古板の箱で、燒印も何んにも捺してはありません、その上、昨夜の封印も無くなり、手で押して見ると
銭形平次捕物控:274 贋金 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
そしてなおこの領地に住んでいたユダヤ人の金貸かねかしの権力に落ちこんでしまいました。饉死がしするより外にしようのなくなった、鍜治屋は林檎の樹に首をくくってしまいました。彼の他の品物、馬、店、そして道具等と一緒に、金の十字架は長い間金貸の所有になってました。