“賀使”の読み方と例文
読み方割合
がし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
賀使がしとして、伯耆守数正は、大坂へ赴き、徳川家重宝の初花はつはなの茶入れを——家康から秀吉へ贈る——歴史的な使命を勤めた。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「玄徳から賀使がしが見えました。家臣の孫乾そんけんという者が、贈り物を献じ、戦勝のお祝いを述べるためにと——玄徳の使いで」
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
仙洞御所せんとうごしょの造営にもかかわったことがあるし、後西院天皇の御譲位ごじょういにも、父の義冬よしふゆとともに朝幕のあいだに働き、また践祚せんそ賀使がしにも立ったりして、六十歳の今日にいたるまで
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)