“賀奈女”の読み方と例文
読み方割合
かなめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其處へ消えるはない——。先づ表から入つて、賀奈女かなめを殺して、裏へ逃げたと見るのが本當らしいな。直ぐその後へ半次と助七が裏表から來て鉢合せをした。
「——二人は別として、水本賀奈女かなめをうんと怨んでゐた者が他にあつた筈だ、心當りはないのか」
三四代つづいた老舗しにせでしたが、主人の新兵衛がお今という女房があるのに、水本賀奈女かなめに夢中になり、一年ばかり一緒に住んでいるうちに、数千両の身代をつかい果した上