“賀詞”の読み方と例文
読み方割合
がし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十五日は阿蘭陀八朔オランダはっさくの日で、甲必丹カピタンは奉行所を訪問して賀詞がしを述べ、それから代官、町年寄などの家を廻って歩く。
範宴は、網代牛車あじろぐるまを打たせて、青蓮院しょうれんいんの僧正のもとへ、これから初春はる賀詞がしをのべにゆこうと思うのであった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「北畠信雄卿と、羽柴筑前どのへ、それぞれ、賀詞がしの状を、送ろうと思う。わしの申すとおりしたためい」
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)