“形相（すがた）” の例文

時に彼町醫師（かのまちいし）村井長庵は既に十兵衞を殺害（せつがい）し奪ひ取たる五十兩又妹（いもと）お富をも賣代（うりしろ）爲（な）して掠（かす）め取たる金までも悉皆（こと／″＼）く遣（つか）ひ捨（すて）今は早一文なしの素（もと）の形相（すがた）と成りければ又候奸智（かんち）を

大岡政談 (旧字旧仮名) ／ 作者不詳(著)

“形相”の意味

《名詞1》
形相（ぎょうそう、稀:けいそう）

顔つき。相好。姿。

仏像の外見上の姿。
《名詞2》
形相（けいそう）

（context、philosophy）質料（ヒュレー）と対置される概念で、あるものをそのものたらしめ、そのものとしての性質を与えるような観念。エイドス。
(出典:Wiktionary)

“形相”の解説

形相（けいそう、en: form、grc: εἶδος、エイドス）とは、哲学用語で質料に対置して使われる用語。日本語としては、「ぎょうそう」とも読めるが、哲学用語として使う時には「けいそう」と読む。
(出典:Wikipedia)

形	常用漢字 小２ 部首:⼺ 7画
相	常用漢字 小３ 部首:⽬ 9画