光儀すがた)” の例文
なお、「外目よそめにも君が光儀すがたを見てばこそ吾が恋やまめ命死なずは」(巻十二・二八八三)があり、「わが恋やまめ」という句が入って居る。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
巻十二(二九五〇)に、「吾妹子が夜戸出よとで光儀すがた見てしよりこころそらなりつちは踏めども」
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
なお、「朝戸出あさとでの君が光儀すがたをよく見ずて長き春日を恋ひや暮らさむ」(巻十・一九二五)があって、外形は似ているが此歌に及ばないのは、此歌はいまだ個的なところが失せないからであろうか。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)