実相すがた)” の例文
旧字:實相
それは宇宙の実相すがたは、不生不滅かも知れん。いや不生不滅であるだろう。しかしわれわれ個人には、やはり依然として『生滅』という事実があるではないか。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
いかにも「なぞ」のような話ですが、有るようで、なく、無いようで、ある、これが世間の実相すがたです。うき世のほんとうの相です。だが、決してそれは理窟ではありませぬ。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)