トップ
>
『日本の女形』
ふりがな文庫
『
日本の女形
(
にほんのおやま
)
:
――三代目中村梅玉論――
(
――さんだいめなかむらばいぎょくろん――
)
』
今の梅玉が、福助から改名した披露の狂言は、その当時、親をがみに正月郷家に帰つてゐて、見ることが出来た。「石田局」を出し物とし、ほかに主立つた役では今一つ「安達原」の袖萩を勤めてゐた。折も折、彼自身長く女房役をつとめて来た鴈治郎が、危篤で、出 …
著者
折口信夫
ジャンル
芸術・美術 > 演劇 > 歌舞伎
初出
「夕刊新大阪」1947(昭和22)年11月20日~22日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約9分(500文字/分)
朗読目安時間
約15分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
貌
(
カホ
)
権高
(
ケンダカ
)