“雲雀骨”の読み方と例文
読み方割合
ひばりぼね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
恋歌こひかや遊芸に身のあぶらを燃して居た雲雀骨ひばりぼね弱公卿よわくげ共との天下であつて、日本各時代の中でも余りよろしく無く、美なること冠玉の如くにして中むなしきのみの世であり
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
又この人並ひとなみならぬ雲雀骨ひばりぼね粉微塵こなみじんに散つてせざりしこそ、まことに夢なりけれと、身柱ちりけひややかにひとみこらす彼のかたはらより、これこそ名にし負ふ天狗巌てんぐいわ、とたりがほにも車夫は案内あないす。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)