“草雲雀”の読み方と例文
読み方割合
くさひばり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そんなことを云うと、虫屋さんに憎まれるかも知れませんが、松虫や草雲雀くさひばりのたぐいは値が高いばかりで、どうも江戸らしくありませんね。
半七捕物帳:07 奥女中 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
桑畑で草雲雀くさひばりが小さな銀鈴を鳴らすような涼しい声を振り立てる。伊吹スズが時々テヤテヤテヤテヤリリーと浮かれ調子で混っ返している。
奥秩父の山旅日記 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
「人間に生れることばかりが、必ずしも幸福ではない」と、草雲雀くさひばりに就てそんなことを或る詩人が言つた。