“くさひばり”の漢字の書き方と例文
語句割合
草雲雀100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
草葉ですだく虫には種々いろ/\有りまするが一緒にいて居りますると、いずれが鈴虫か、松虫か、機織はたおりか、草雲雀くさひばりか、とんと分りませんけれども、余念を去って沈着おちついて聞きますと分りますから
草雲雀くさひばり
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
夏は草雲雀くさひばりの楽しい住家であった桑の葉が、人の跫音あしおとにもかさかさと音がして、脆くも落ち散ってしまった桑畑の上に、遠近の山が鮮かに望まれる日が多くなると
秩父の奥山 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)