“変貌”のいろいろな読み方と例文
旧字:變貌
読み方割合
へんぼう90.0%
へんばう5.0%
メタモルフォーゼ5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
島々の天然が近世に入って、激しい変貌へんぼうげたことは何処いずこも同じだが、この大島などはさらに特殊な社会的原因を附加している。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
何ものにも影響されない、独得な女の生き方に、富岡は羨望せんばう嫉妬しつとに似た感情で、ゆき子の変貌へんばうした姿をみつめた。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)
現実は恰も、蚕が蛹となり、更に繭となるように、「形態モルフェ」として自己自らを「変貌メタモルフォーゼ」する如く、吾々の生活自体が、歴史の中に一つの必然の変革を自ら験しつつあるかのようである。