“先達而”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せんだつて60.0%
せんだって40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先達而せんだつて御寸札ならびに論語到来、其御返事先月廿日ごろいたし、大坂便にさし出候。今度御書に而は、右本御恵賜被下候由扨々忝奉存候。いよいよ珍蔵可仕候。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
又お前もどの顔で逢ふつもりか。先達而せんだつてからしきりに手紙を寄来よこすが、あれは一通でも開封したのは無い、来ればすぐに焼棄てて了ふのだから、以来は断じて寄来さんやうに。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
とつい先達而せんだっても稍〻強硬に説いていたが、お父さんは例の調子で
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
先達而せんだってのことがあったからでございましょう」
ガラマサどん (新字新仮名) / 佐々木邦(著)