“しかう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
36.1%
嗜好16.7%
支考16.7%
四更5.6%
梓行5.6%
伺候2.8%
詩稾2.8%
士剛2.8%
士行2.8%
思考2.8%
駛航2.8%
駛行2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
婦人の婚姻に因りてる処のものはおほむね斯の如し。しかうして男子もまた、先人いはく、「妻なければたのしみ少く、妻ある身にはかなしみ多し」
愛と婚姻 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
標準に拘泥こうでいすることなかれ。手前勘の理想をかつぎまはることなかれ。嗜好しかうにあやまたるゝことなかれ。演繹的なることなかれ。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
此時病床びやうじやうもとにありし門人○木節もくせつ(翁に薬をあたへたる医なり)○去来きよらい惟然ゐねん正秀せいしう之道しだう支考しかう呑舟どんしう丈草ぢやうさう乙州おつしう伽香かかう以上十人なり。
其夜四更しかうころにいたれども主人あるじかへらず。
さきのとし玉山翁が梓行しかうせられし軍物語いくさものがたりの画本の中に、越後の雪中にたゝかひしといふあり。文には深雪みゆきとありて、しかも十二月の事なるに、ゑがきたる軍兵ぐんびやうどもが挙止ふるまひを見るに雪はあさく見ゆ。
一夜いちや幼君えうくん燈火とうくわもと典籍てんせきひもときて、寂寞せきばくとしておはしたる、御耳おんみゝおどろかして、「きみひそか申上まをしあぐべきことのさふらふ」と御前ごぜん伺候しかうせしは、きみ腹心ふくしん何某なにがしなり。
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
つて御前ごぜん伺候しかうすれば、其座そのざ御親類ごしんるゐそろはせられ威儀ゐぎ堂々だう/\として居流ゐながたまふ。
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
そは「チベリナ」學士會院(アカデミア、チベリナ)の演壇の、我が上りて詩稾しかうを讀み、又即興詩を吟ずることを許しゝがためなり。
室の隣には、開爐カムミノに炭火を焚きたる廣間あり。われはこれに退き入り、手に詩稾しかうりて、爪甲さうかふたなぞこを穿たんばかりに握りたり。嗚呼、我夢は一瞬の間に醒め、我希望は一瞬の間に破壞せられたり。
ふくあざな士剛しかう、号は支峰である。里恵りゑの生んだ所の男子で、始て人と成ることを得たのは此人である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
息子の士行しかう氏が洋行から帰つて来た時、博士はぽんたの娘で士行氏と許嫁いひなづけの養女国子さんと、くだんのフロツクコートを取り揃へて士行氏に呉れようとした。
互に話し合ふといふことは、より活々いき/\とした、耳に聞える思考しかうに外ならない。總ての私の信頼は、彼の上に置かれ、總ての彼の信頼は、私に捧げられてゐる。
かのおどろくべき三尖衝角さんせんしやうかく絞車こうしやごと廻旋くわいせんして、一撃いちげき突進とつしん敵艦てきかん粉韲ふんさいすること得可うべく、敵艦てきかんし十四インチ以上いじやう裝甲軍艦さうかうぐんかんならば、てい逆浪げきらう怒濤どたうそこ電光でんくわうごと駛航しかうしつゝ、かゞみうつ敵情てきじやうさつして
ことその頭部とうぶ裝填さうてんせられたる爆發藥ばくはつやくは、普通ふつう魚形水雷ぎよけいすいらい頭部とうぶ綿火藥めんくわやく百七十五きん相當さうたうして、千四百ヤード有效距離いうかうきよりを四十一ノツト速力そくりよくをもつて駛行しかうすること出來できるのであるから、砲聲ほうせい轟々がう/\