“居流”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いなが75.0%
ゐなが25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その隣りには、半年前に夫をうしなったというまだ艶々つやつやしい未亡人だの、そのめいにあたるという若い女だのが居流いながれていた。帆村はひとり離れて下座しもざにいた。
西湖の屍人 (新字新仮名) / 海野十三(著)
次の日六兵衛は、生まれてから一度も手を通したことのない礼服れいふくをきせられ、お城に参上さんじょうしました。百じょうじきもある大広間には、たくさんの家来けらいがきら星のようにずらりと居流いながれています。
とんまの六兵衛 (新字新仮名) / 下村千秋(著)
つて御前ごぜん伺候しかうすれば、其座そのざ御親類ごしんるゐそろはせられ威儀ゐぎ堂々だう/\として居流ゐながたまふ。
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)