“里恵”の読み方と例文
読み方割合
りゑ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此年安政乙卯に、頼氏では山陽の未亡人里恵りゑが歿した。年五十九である。後藤松陰の墓表に、里恵が修して梨影りえいに作つてある。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
「累霑位禄愧逢衣。霜鬢明朝忽古稀。」京都では山陽が後妻をめとつた。小石元瑞の養女、近江国仁正寺にんしやうじの人某氏のぢよ里恵りゑである。後藤松陰は脩して梨影と書した。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
ふくあざな士剛しかう、号は支峰である。里恵りゑの生んだ所の男子で、始て人と成ることを得たのは此人である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)