“梨影”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りえ50.0%
りえい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
辰蔵たつぞうの成人ぶりもお目にかけたい。二歳になる又二郎にもばば様と初の対面をげさせたい。妻の梨影りえも久しくお待ち申しあげている。
梅颸の杖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
梨影りえという貞淑な妻女もあり、ふたりの子供までありながら、いまだに、岐阜と京都のあいだで絶えず文通し、折には、あの女詩人を気どる老嬢が
梅颸の杖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
此年安政乙卯に、頼氏では山陽の未亡人里恵りゑが歿した。年五十九である。後藤松陰の墓表に、里恵が修して梨影りえいに作つてある。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)