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而
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しかう
ふりがな文庫
“
而
(
しかう
)” の例文
司馬穰苴
(
しばじやうしよ
)
は
田完
(
でんくわん
)
の
(一)
苗裔
(
べうえい
)
也
(
なり
)
。
齊
(
せい
)
の
景公
(
けいこう
)
の
時
(
とき
)
、
晉
(
しん
)
は
(二)
阿
(
あ
)
・
甄
(
けん
)
を
伐
(
う
)
ち、
而
(
しかう
)
して
燕
(
えん
)
は
(三)
河上
(
かじやう
)
を
侵
(
をか
)
し、
齊
(
せい
)
の
師
(
し
)
敗績
(
はいせき
)
せり。
景公
(
けいこう
)
之
(
これ
)
を
患
(
うれ
)
ふ。
国訳史記列伝:04 司馬穰苴列伝第四
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
婦人の婚姻に因りて
得
(
う
)
る処のものは
概
(
おほむ
)
ね斯の如し。
而
(
しかう
)
して男子もまた、先人
曰
(
いは
)
く、「妻なければ
楽
(
たのしみ
)
少く、妻ある身には
悲
(
かなしみ
)
多し」
愛と婚姻
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
而
(
しかう
)
して今茲に有生十五億を
眩目
(
げんもく
)
せしむるの巨光、
而
(
しかう
)
して又、世界第二の文明を経営すべき参天の巨柱は建設せられたる也。
閑天地
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
かゝる
敵
(
かたき
)
が、
植物界
(
しょくぶつかい
)
にも、
人間界
(
にんげんかい
)
にも、
常
(
つね
)
に
陣
(
ぢん
)
どって
相鬪
(
あひたゝか
)
ふ……
仁心
(
じんしん
)
と
害心
(
がいしん
)
とが……
而
(
しかう
)
して
惡
(
あ
)
しい
方
(
かた
)
が
勝
(
か
)
つときは、
忽
(
たちま
)
ち
毒蟲
(
どくむし
)
に
取附
(
とりつ
)
かれて、
其
(
その
)
植物
(
しょくぶつ
)
は
枯果
(
かれは
)
つる。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
「凡そこの——と來たか。その次は然り
而
(
しかう
)
してと來るだらう、煙草と一緒に學まで仕入れて來やがつた」
銭形平次捕物控:179 お登世の恋人
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
而
(
しかう
)
してその
隆盛
(
りうせい
)
に至りし
所以
(
ゆゑん
)
のものは、有名の学士
羅希
(
らき
)
に
出
(
いで
)
て、之れが改良を
謀
(
はか
)
るに
由
(
よ
)
る。然るに
吾邦
(
わがくに
)
の学者は
夙
(
つと
)
に
李園
(
りゑん
)
(原)を
鄙
(
いやし
)
み、
措
(
おい
)
て
顧
(
かへり
)
みざるを以て、之を記するの書、
未嘗
(
いまだかつて
)
多しとせず。
本の事
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
木を運ばしむ、
而
(
しかう
)
してメーリオネース、剛勇の
イーリアス:03 イーリアス
(旧字旧仮名)
/
ホーマー
(著)
説
(
と
)
く
所
(
ところ
)
、
(六一)
名高
(
めいかう
)
を
爲
(
な
)
すに
出
(
い
)
づる
者
(
もの
)
なるに、
之
(
これ
)
に
説
(
と
)
くに
厚利
(
こうり
)
を
以
(
もつ
)
てせば、
則
(
すはな
)
ち
(六二)
下節
(
かせつ
)
とせられ、
而
(
しかう
)
して
卑賤
(
ひせん
)
とせられ、
必
(
かなら
)
ず
棄遠
(
きゑん
)
せられん。
国訳史記列伝:03 老荘申韓列伝第三
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
然
(
しか
)
り
而
(
しかう
)
して、おの/\の
腹
(
はら
)
の
冷
(
つめた
)
く
次第
(
しだい
)
に
寒
(
さむ
)
く
成
(
な
)
つた
處
(
ところ
)
へ、ぶつ
切
(
きり
)
、
大掴
(
おほづかみ
)
の
坊主
(
ばうず
)
しやも、
相撲
(
すまふ
)
が
食
(
く
)
つても
腹
(
はら
)
がくちく
成
(
な
)
るのを、
赫
(
かつ
)
と
煮
(
に
)
ようと
云
(
い
)
ふ
腹案
(
ふくあん
)
。
九九九会小記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
蓋
(
けだ
)
しこの古帽先生も亦、得意と失意との聯鎖の上に一歩一歩を進めて、内に満懐の不平と野心と、
思郷病
(
ホームシツク
)
と、屈しがたき
傲慢
(
がうまん
)
とを包んで、
而
(
しかう
)
して外は人並に戯れもし、笑ひもしつゝ
閑天地
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
軍馬を解きて
而
(
しかう
)
してこゝに食事を共にせむ。
イーリアス:03 イーリアス
(旧字旧仮名)
/
ホーマー
(著)
賈
(
か
)
は
素
(
もと
)
(一〇)
驕貴
(
けうき
)
にして、
以爲
(
おも
)
へらく、
將
(
しやう
)
、
已
(
すで
)
に
軍
(
ぐん
)
に
之
(
ゆ
)
く、
而
(
しかう
)
して
己
(
おのれ
)
は
監
(
かん
)
たり、
(一一)
甚
(
はなは
)
だ
急
(
きふ
)
にせずと。
親戚左右
(
しんせきさいう
)
、
之
(
これ
)
を
送
(
おく
)
つて
留飮
(
りういん
)
す。
日中
(
につちう
)
にして
賈
(
か
)
至
(
いた
)
らず。
国訳史記列伝:04 司馬穰苴列伝第四
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
而
(
しかう
)
して、
而
(
しか
)
してである。
件
(
くだん
)
の
牛切
(
ぎうきり
)
、
朝
(
あさ
)
から
閉籠
(
とぢこも
)
つて、
友達
(
ともだち
)
づきあひも
碌
(
ろく
)
にせぬ。
鑑定
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
彼らに運ぶ、
而
(
しかう
)
して主人はひとり默然と
イーリアス:03 イーリアス
(旧字旧仮名)
/
ホーマー
(著)
凡
(
およ
)
そ
説
(
ぜい
)
の
務
(
つと
)
め、
説
(
と
)
く
所
(
ところ
)
の
敬
(
けい
)
する
所
(
ところ
)
を
飾
(
かざ
)
り・
而
(
しかう
)
して
其
(
そ
)
の
醜
(
にく
)
む
所
(
ところ
)
を
(八五)
滅
(
めつ
)
するを
知
(
し
)
るに
在
(
あ
)
り。
彼
(
かれ
)
自
(
みづか
)
ら
其計
(
そのけい
)
を
知
(
ち
)
とせば、
則
(
すなは
)
ち
其失
(
そのしつ
)
を
以
(
もつ
)
て
之
(
これ
)
を
(八六)
窮
(
きは
)
むる
無
(
な
)
かれ。
国訳史記列伝:03 老荘申韓列伝第三
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
鮑叔
(
はうしゆく
)
、
我
(
われ
)
を
以
(
もつ
)
て
貪
(
たん
)
と
爲
(
な
)
さず、
我
(
わ
)
が
貧
(
まづ
)
しきを
知
(
し
)
れば
也
(
なり
)
。
吾
(
われ
)
嘗
(
かつ
)
て
鮑叔
(
はうしゆく
)
の
爲
(
た
)
めに
事
(
こと
)
を
謀
(
はか
)
り、
而
(
しかう
)
して
更
(
さら
)
に
窮困
(
きうこん
)
す。
鮑叔
(
はうしゆく
)
、
我
(
われ
)
を
以
(
もつ
)
て
愚
(
ぐ
)
と
爲
(
な
)
さず、
時
(
とき
)
に
利
(
り
)
と
不利
(
ふり
)
と
有
(
あ
)
るを
知
(
し
)
れば
也
(
なり
)
。
国訳史記列伝:02 管晏列伝第二
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
反
(
かへ
)
つて
(四八)
浮淫
(
ふいん
)
の
蠧
(
と
)
を
擧
(
あ
)
げて・
之
(
これ
)
を
(四九)
功實
(
こうじつ
)
の
上
(
うへ
)
に
加
(
くは
)
ふるを
疾
(
うれ
)
へ、
以爲
(
おも
)
へらく、
(五〇)
儒者
(
じゆしや
)
は
文
(
ぶん
)
を
用
(
もつ
)
て
法
(
はふ
)
を
亂
(
みだ
)
し、
而
(
しかう
)
して
(五一)
侠者
(
けふしや
)
は
武
(
ぶ
)
を
以
(
もつ
)
て
禁
(
きん
)
を
犯
(
をか
)
す。
国訳史記列伝:03 老荘申韓列伝第三
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
而
(
しかう
)
して
諸矦
(
しよこう
)
、
齊
(
せい
)
に
朝
(
てう
)
す。
齊
(
せい
)
の
威王
(
ゐわう
)
、
大夫
(
たいふ
)
をして
古者
(
いにしへ
)
の
司馬
(
しば
)
の
兵法
(
へいはふ
)
を
(三五)
追論
(
つゐろん
)
せしめ、
而
(
しかう
)
して
穰苴
(
じやうしよ
)
((ノ兵法))を
其中
(
そのうち
)
に
附
(
つ
)
け、
因
(
よ
)
つて
號
(
がう
)
して
司馬穰苴
(
しばじやうしよ
)
の
兵法
(
へいはふ
)
と
曰
(
い
)
ふ。
国訳史記列伝:04 司馬穰苴列伝第四
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
呉起
(
ごき
)
は
衞人也
(
ゑいひとなり
)
。
好
(
この
)
んで
兵
(
へい
)
を
用
(
もち
)
ふ。
嘗
(
かつ
)
て
曾子
(
そうし
)
に
學
(
まな
)
び、
魯君
(
ろくん
)
に
事
(
つか
)
ふ。
齊人
(
せいひと
)
、
魯
(
ろ
)
を
攻
(
せ
)
む。
魯
(
ろ
)
、
呉起
(
ごき
)
を
將
(
しやう
)
とせんと
欲
(
ほつ
)
す。
呉起
(
ごき
)
、
齊
(
せい
)
の
女
(
ぢよ
)
を
取
(
めと
)
つて
妻
(
つま
)
と
爲
(
な
)
し、
而
(
しかう
)
して
魯
(
ろ
)
、
之
(
これ
)
を
疑
(
うたが
)
へり。
国訳史記列伝:05 孫子呉起列伝第五
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
且
(
か
)
つ
(四四)
七十
子
(
し
)
の
徒
(
と
)
、
(四五)
仲尼
(
ちうぢ
)
獨
(
ひと
)
り
顏淵
(
がんえん
)
を
(四六)
薦
(
すす
)
め、
學
(
がく
)
を
好
(
この
)
むと
爲
(
な
)
す。
然
(
しか
)
れども
(四七)
回
(
くわい
)
や
屡〻
(
しばしば
)
空
(
むな
)
しく、
糟糠
(
さうかう
)
にだも
厭
(
あ
)
かず、
而
(
しかう
)
して
卒
(
つひ
)
に
(四八)
蚤夭
(
さうえう
)
せり。
国訳史記列伝:01 伯夷列伝第一
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
田文
(
でんぶん
)
既
(
すで
)
に
死
(
し
)
して、
公叔
(
こうしゆく
)
、
相
(
しやう
)
と
爲
(
な
)
る。((公叔))
(九三)
魏
(
ぎ
)
の
公主
(
こうしゆ
)
に
(九四)
尚
(
しやう
)
し、
而
(
しかう
)
して
呉起
(
ごき
)
を
害
(
い
)
む。
公叔
(
こうしゆく
)
の
僕
(
ぼく
)
曰
(
いは
)
く、『
起
(
き
)
は
(九五)
去
(
さ
)
り
易
(
やす
)
し』と、
公叔
(
こうしゆく
)
曰
(
いは
)
く、『
奈何
(
いかん
)
せん』と。
国訳史記列伝:05 孫子呉起列伝第五
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
夫
(
そ
)
れ
呉起
(
ごき
)
は
賢人也
(
けんじんなり
)
。
而
(
しかう
)
して
矦
(
こう
)
の
國
(
くに
)
は
小
(
せう
)
にして、
又
(
また
)
彊秦
(
きやうしん
)
と
(九八)
界
(
さかひ
)
を
壤
(
じやう
)
す。
国訳史記列伝:05 孫子呉起列伝第五
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
(二七)
桓公
(
くわんこう
)
實
(
じつ
)
は
少姫
(
せうき
)
を
怒
(
いか
)
つて、
南
(
みなみ
)
のかた
蔡
(
さい
)
を
襲
(
おそ
)
ふ。
管仲
(
くわんちう
)
因
(
よ
)
つて
楚
(
そ
)
を
伐
(
う
)
ち、
(二八)
包茅
(
はうばう
)
の・
周室
(
しうしつ
)
に
入貢
(
にふこう
)
せざるを
責
(
せ
)
む。
桓公
(
くわんこう
)
實
(
じつ
)
は
北
(
きた
)
のかた
山戎
(
さんじう
)
を
征
(
せい
)
す、
而
(
しかう
)
して
管仲
(
くわんちう
)
因
(
よ
)
つて
燕
(
えん
)
をして
召公
(
せうこう
)
の
政
(
まつりごと
)
を
修
(
をさ
)
めしむ。
国訳史記列伝:02 管晏列伝第二
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
“而(而部)”の解説
而部
は、頬髭を意味する漢字の部首。
康熙字典214部首では126番目に置かれる(6画の9番目、未集の9番目)。
(出典:Wikipedia)
而
漢検準1級
部首:⽽
6画
“而”を含む語句
似而非
依而
形而上
形而上学
以而
追而書
従而
而已
兼而
別而
先達而
辛而
形而
似而非者
形而上的
却而
追而
然而
決而
似而
...