“羅希”の読み方と例文
読み方割合
らき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
羅希らきいでた有名の学士とは、希臘ギリシヤ羅馬ロオマの劇詩人だと思ふと、それだけでも微笑を禁じ得ない。
本の事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
しかうしてその隆盛りうせいに至りし所以ゆゑんのものは、有名の学士羅希らきいでて、之れが改良をはかるにる。然るに吾邦わがくにの学者はつと李園りゑん(原)をいやしみ、おいかへりみざるを以て、之を記するの書、未嘗いまだかつて多しとせず。
本の事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)