“腹案”の読み方と例文
読み方割合
ふくあん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一箇月ばかりして、彼はまた演説の腹案ふくあんをこしらえる必要が起ったので、平生いつものように散歩しながら思想をまとめるつもりで戸外そとへ出た。
赤い花 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
しかしかうして、おの/\のはらつめた次第しだいさむつたところへ、ぶつきり大掴おほづかみ坊主ばうずしやも、相撲すまふつてもはらがくちくるのを、かつようと腹案ふくあん
九九九会小記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)