“糟糠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そうこう91.3%
さうかう8.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのちぎりは、比翼ひよくの鳥もおろかと思い、つねに生死と紙一ト重な敵中で、いわば糟糠そうこうの妻振りを、かたむけつくしていたのである。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
連合いといっても、俗に枕添まくらぞいのことではない。吾人は道庵先生に親炙しんしゃすること多年、まだ先生に糟糠そうこうの妻あることを知らない。
それは身分のない亭主が大金持になつたものの、その女房には「糟糠さうかうの妻」として一と通りや二通りの苦労ですませてはゐないやうにである。
(四四)七十(四五)仲尼ちうぢひと顏淵がんえん(四六)すすめ、がくこのむとす。しかれども(四七)くわい屡〻しばしばむなしく、糟糠さうかうにだもかず、しかうしてつひ(四八)蚤夭さうえうせり。