“糟毛”の読み方と例文
読み方割合
かすげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はたして妻は糟毛かすげがお産をしました。親の乳も余りはりません こうしも小さい。月が少し早いようですと報告した。予も起きて往て見ると母牛のうしろ一間いっけんばかりはなれて。
牛舎の日記 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
糟毛かすげの駿馬にうちまたがり三尺の太刀をうちふり、手勢二百をつれて岡附近の最も危険な所に出で、越軍の中に突入し、身に八十六ヶ所の重傷をうけて部下と共に討死した。
川中島合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)