“して”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:シテ
語句割合
仕手64.3%
7.1%
為人7.1%
7.1%
7.1%
為手7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
客のうちで赭顔あからがお恰腹かっぷくの好い男が仕手してをやる事になって、その隣の貴族院議員がわき、父は主人役で「娘」と「男」を端役はやくだと云う訳か二つ引き受けた。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
と有りけるに座中の人々彌々いよ/\驚き偖は其方が野尻宿の近江屋のお專殿せんどのなるかして又持參の此文はとあきれ果てたるばかりなりおせんなほも座を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ため辛苦しんくの程察し入る呉々もよろこばしきことにこそして其のくしは百五十兩のかたなれば佛前へそなへて御先祖其外父御てゝごにも悦ばせ給へと叔母女房ともくち
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
自身自力の研究さてその写本の物理書、医書の会読かいどく如何どうするかと云うに、講釈の為人してもなければ読んで聞かしてれる人もない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
所が誰も世話の為人してがない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
常そよぎ、してふる神
新頌 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
してえ申して来たんだ。はははは、いつもながらお前の美しさは見たばかりで胆魂きもたましいもぶっつぶれるわ。どうぞなびいてやりてえものだが——おいどうしたえ、いやにすましているじゃあねえか
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)
一等責任を負ふべき為手してなる俳優が、情熱を以てする変造は、絶対に拒否すべきものとも言はれぬ。