“目界”の読み方と例文
読み方割合
めかい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かう云ふものが目界めかいから消えて、欄干に寄つて涼しい風を呼ぶ人の心にすべて引ツ込んでしまつた頃、義雄は明け放つた部屋の釣りランプのもとで、お鳥と一緒に晩餐を初めてゐた。
泡鳴五部作:01 発展 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
はい、不自由を常と致せば不足なし、と東照公も仰せになりました、おかげさまで、目界めかいは不自由でございますが、勘の方が発達いたしておりますものでございますから、さのみ不自由は致しません。
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)