“なんどき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
何時60.4%
何刻39.0%
何剋0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこに見えている二、三人の人影には、思い当りもなかったが、いつ何時なんどきでも、自分の生命に対する敵への心構えは、武蔵にあった。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ゆうべ何処へ行って、何刻なんどきに帰って来たかと詮議すると、旦那は五ツ(午後八時)頃に出て行って、四ツ少し過ぎに帰って来たらしい。
半七捕物帳:44 むらさき鯉 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「いったい、俺はどこまで行く気だろう? それよりも、今はもう何剋なんどきだろう?」
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)