“いつし”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:イツシ
語句割合
何時26.7%
一枝26.7%
一子13.3%
一矢13.3%
一指6.7%
一紙6.7%
軼詩6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
藏(か)くし孃(じよう)さまにも嘸(さ)ぞお喜(よろこ)び我身(わがみ)とても其通(そのとほ)りなり御返事(おへんじ)屹度(きつと)まちますと云(い)えば點頭(うなづき)ながら立出(たちいづ)る廻(まは)り椽(ゑん)のきばの橘(たちばな)そでに薫(かを)りて何時(いつし)か月(つき)に中垣(なかがき)のほとり吹(ふき)のぼる若竹(わかたけ)の葉風(はかぜ)さら/\として初(はつ)ほとゝぎす待(まつ)べき夜(よ)なりとやを
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
我(わ)が蔵(ざう)する菊塢(きくう)の手紙には、梅(うめ)一枝(いつし)画(ゑが)きて其上(そのうへ)に園(その)の春をお分(わか)ち申(まを)すといふ意味の句あり、また曲亭馬琴(きよくていばきん)が明(めい)を失(しつ)してのち、欝憂(うさ)を忘るゝために己(おの)れと記臆(きをく)せし雑俳(ざつぱい)を書(かき)つらねて、友におくりし中(うち)に
隅田の春 (新字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
親戚の者より同医に謀(はか)る所ありしに、義侠(ぎけふ)に富める人なりければ直ちに承諾し、己(おの)れ未(いま)だ一子(いつし)だになきを幸ひ、嫡男(ちやくなん)として役所に届出(とゞけい)でられぬ。
母となる (新字旧仮名) / 福田英子(著)
一旦事あれば鼠糞(そふん)梁上(りやうじやう)より墜(お)ちてだに消魂の種となる、自ら口惜しと思へど詮(せん)なし、源氏征討の宣旨(せんじ)を蒙(かうむ)りて、遥々(はる/″\)富士川迄押し寄せたる七万余騎の大軍が、水鳥の羽音に一矢(いつし)も射らで逃げ帰るとは
人生 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
一指(いつし)に天(そら)を覆(くつが)へす
全都覚醒賦 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
と端無(はしな)く彼は憶起(おもひおこ)して、さばかりは有(あり)のすさびに徳とも為ざりけるが、世間に量り知られぬ人の数の中に、誰か故無くして一紙(いつし)を与ふる者ぞ、我は今聘(へい)せられし測量地より帰来(かへりきた)れるなり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
孔子(こうし)曰(いは)く、(二〇)『伯夷(はくい)・叔齊(しゆくせい)は舊惡(きうあく)を念(おも)はず、怨(うら)み是(ここ)を用(もつ)て希(まれ)なり。仁(じん)を求(もと)めて仁(じん)を得(え)たり。又(また)何(なに)をか怨(うら)みん』と。余(よ)、(二一)伯夷(はくい)の意(い)を悲(かな)しむ、(二二)軼詩(いつし)を睹(み)るに異(あや)しむ可(べ)し。