“一子(いつし)” の例文
兔(と)も角(かく)も此決心(このけつしん)が定(さだ)まるや、彼(かれ)は更(さら)に五年(ごねん)の間(あひだ)眞黒(まつくろ)になつて働(はたら)きそして、遂(つひ)に一の小學校(せうがくかう)を創立(さうりつ)して、これを大島仁藏(おほしまじんざう)の一子(いつし)大島伸一(おほしましんいち)に獻(けん)じ
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
親戚の者より同医に謀(はか)る所ありしに、義侠(ぎけふ)に富める人なりければ直ちに承諾し、己(おの)れ未(いま)だ一子(いつし)だになきを幸ひ、嫡男(ちやくなん)として役所に届出(とゞけい)でられぬ。
母となる (新字旧仮名) / 福田英子(著)