“かずえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
主計66.7%
一枝16.7%
三衛5.6%
数枝5.6%
数衛5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「捜しているのは侍だ」と茂七のうしろにいた若侍が初めて云った、「谷川主計かずえという者だが、知っているだろうな」
失蝶記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
階下の座敷には京子や倭文子が彼を待ち受けていた、京子に気に入りの小間使の一枝かずえもいた。
第二の接吻 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
中所はこの藩の筋目の家で、祖父の三衛かずえは城代を勤め、父の兵衛は二十九歳から四十一で死ぬまで、名君といわれた先代、信濃守教員しなののかみのりかず側用人そばようにんを兼ねていた。
改訂御定法 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
数枝かずえ 二十九歳
冬の花火 (新字新仮名) / 太宰治(著)
数衛かずえという髪ゆい親子のことは、わたしの『ふるさと』の中にも書いておきましたが、わたしにとっては忘れられない人たちですから、重複をいとわずここにも書きつけてみたいと思います。
力餅 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)