“かずへ”の漢字の書き方と例文
語句割合
主計100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
掛るに家老本田外記中村主計かずへ進み出一通り挨拶あいさつをはる時兩人は何等の御用に候や伺ひ奉つらんと申ければ小左衞門はかたち
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
元町の一くわくを占領した、宏大な横山主計かずへの屋敷。平次とガラツ八は、用人石川孫三郎に案内されて、裏門からお勝手へ廻り、奉公人達の好奇の眼に迎へられて、奧の主人主計の部屋に通されました。
身はいにしへの斎藤主計かずへが娘に戻らば、泣くとも笑ふとも再度ふたたび原田太郎が母とは呼ばるる事成るべきにもあらず、良人おつとに未練は残さずとも我が子の愛の断ちがたくは離れていよいよ物をも思ふべく
十三夜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
此猿このさるめんは南傳馬町名主なぬしの又右衞門といふものつくりて主計かずへさるといふよし今以てかの方にあるよしなり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
外記は否々どうやら少し吟味が殘つたかと考ると言ふ時同役の中村主計かずへ進み出否外記殿此上御尋ねなさるゝに及ばず假令たとへ如何樣に拷問がうもんつよいと申たとて身に覺えのなき者ならば白状は致すまじ然るを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)