“ゐつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
居着33.3%
何時16.7%
居著16.7%
居附16.7%
16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こといへは、風通かぜとほしもよし室取まどりもよし造作ざうさく建具たてぐごときも、こゝらにのきならべた貸家かしやとはおもむきちがつて、それ家賃やちんもかつかうだとくのに……不思議ふしぎしてるものが居着ゐつかない。
浅茅生 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
何時ゐつ また 會はれよう——もう、二三——
泡鳴五部作:01 発展 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
平野君の説明に由ると、日本の警察が此の丘陵に住むことを禁じてゐるのであるが、是等の支那人は何処からとも無く来て、一夜の中に土壁を繞らし小屋掛を造つて居著ゐついてしまふ相である。
ヂュリ や、人聲ひとごゑ? なりゃ、片時へんしはやう。……おゝ、うれしや、短劍たんけん!(ロミオが佩びたる短劍を取りて)さ、さやはこゝに。(と胸を貫き)そこに居附ゐついて、わしなせてくれ。
けれども其の埒外らちぐわいゐつすることの出來ないのが運命うんめいなのだから爲方しかたがない、性格悲劇せいかくひげきといふ戯曲ぎきよく一種いつしゆがあるが、僕等が丁度てうど其だ。
虚弱 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)