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然
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ぜん
ふりがな文庫
“
然
(
ぜん
)” の例文
九月一日の東京
然
(
ぜん
)
と大焼けに焼けた妻が拙者を
詛
(
のろ
)
うて、
別嬪
(
べっぴん
)
でも醜婦でも、一切の物、わが夫に見られたらたちまち破れおわれと詛うた。
十二支考:11 鼠に関する民俗と信念
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
が、
畢竟
(
ひつけう
)
それもまた名人上手とかいふ風な古來の形
式
(
しき
)
主
義
(
ぎ
)
が當
然
(
ぜん
)
作り出す
型
(
かた
)
に
捉
(
とら
)
はれた
觀念
(
くわんねん
)
と見られぬ事もない。
下手の横好き:―将棋いろいろ―
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
こしらえて、王様
然
(
ぜん
)
と
構
(
かま
)
えこんでいなくちゃなるまい
コーカサスの禿鷹
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
倭文子はかつ
然
(
ぜん
)
として、何事かを悟った様に思った。
吸血鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
瞬間にカツ
然
(
ぜん
)
と音がした。
娘煙術師
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
幸運
(
こううん
)
悲運
(
ひうん
)
のけじめは
勿論
(
もちろん
)
あるとしても、
勝
(
か
)
つ者が
勝
(
か
)
つには
必
(
かなら
)
ず當
然
(
ぜん
)
の
理
(
り
)
由がある。
蹴落
(
けおと
)
されて
憐憫
(
れんびん
)
を
待
(
ま
)
つ如き心
掛
(
かけ
)
なら、
初
(
はじ
)
めから如何なる
勝負
(
せうふ
)
にも
戰
(
たゝか
)
ひにも出る
資格
(
しかく
)
はない
譯
(
わけ
)
だ。
下手の横好き:―将棋いろいろ―
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“然”を含む語句
全然
偶然
自然
悄然
判然
寂然
悠然
憫然
宛然
凝然
勃然
悚然
嫣然
公然
確然
突然
飄然
整然
歴然
茫然
...