され)” の例文
いで芝八山へと急ぎ行次右衞門道々考へけるは天一坊家來に九條殿くでうどのの浪人にて大器量人とうはさある山内伊賀亮には逢度あひたくなしされば赤川大膳を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
そのひとり答へて曰ふ、我はアレッツオの者なりき、アールベロ・ダ・シエーナによりてわれ火にかゝるにいたれるなり、されど 一〇九—
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
答らるゝに伊豆守殿點頭うなづかれ成程當節たうせつは越前を名奉行と人々うはさを致すやに聞及べりされは越前はきらひなり兎角に我意がい振舞ふるまひ多く人を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
されど汝若し知らば我等に告げよ、山今かの如くゆるげるは何故ぞや、またそのるゝ据に至るまで衆ひとしく叫ぶと見えしは何故ぞや。 三四—三六
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
されど告げよ、汝いかなる者なればかく憂き處におかれ又かゝる罰を受くるや、たとひほかに之より重き罰はありともかく厭はしき罰はあらじ 四六—四八
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
つくしたれど定業ぢやうごふのがれ難く母は空敷むなしくなりにけり兵助の愁傷しうしやう大方ならずされなげき甲斐かひ無事なきことなれば泣々も野邊の送りより七々四十九日のいとなみもいとねんごろにとふらひける。
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
されば告げよ、われ神をして請ふ、汝等をかくらす物は何ぞや、わがあやしむ間我にはしむる勿れ、心にほかの思ひ滿つればその人いふ事よろしきをえず。 五八—六〇
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)