“そろい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
85.7%
揃衣9.5%
浴衣4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの湯治階級とったような、男も女も、大島のそろいか何かを着て、金や白金プラチナや宝石の装身具を身体からだのあらゆる部分に、きらめかしているような人達が
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
この年の夏は陽気がおくれて、六月なかばでも若い衆たちの中形ちゅうがたのお揃衣そろいがうすら寒そうにみえた。宵宮よみやの十四日には夕方から霧のような細かい雨が花笠の上にしとしとと降って来た。
ゆず湯 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「おしょさん、今年のお浴衣そろいは、大層いっておはなしですから、芝居で、お浴衣ゆかた見物でございますから、ひとつどうぞ、御見物を——」