トップ
>
揃衣
>
そろい
ふりがな文庫
“
揃衣
(
そろい
)” の例文
長提灯
(
ながぢょうちん
)
の新しい影で、すっすと、真新しい足袋を照らして、紺地へ朱で、日の出を染めた、
印半纏
(
しるしばんてん
)
の
揃衣
(
そろい
)
を着たのが二十四五人、
前途
(
ゆくて
)
に松原があるように、
背
(
せな
)
のその日の出を揃えて
露肆
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
この年の夏は陽気がおくれて、六月なかばでも若い衆たちの
中形
(
ちゅうがた
)
のお
揃衣
(
そろい
)
がうすら寒そうにみえた。
宵宮
(
よみや
)
の十四日には夕方から霧のような細かい雨が花笠の上にしとしとと降って来た。
ゆず湯
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
揃
漢検準1級
部首:⼿
12画
衣
常用漢字
小4
部首:⾐
6画
“揃”で始まる語句
揃
揃札