“顔揃”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かおぞろい33.3%
かおぶれ33.3%
かほぞろ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見るとさっきの顔揃かおぞろいで、眼がみんなこっちを向いて、光ってる。「おい」と云う声は、どの顔から出たものか分らないが、どの顔から出たにしても大した変りはない。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それらの人達が岸本の食堂で落合う顔揃かおぶれであった。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
黄海の勇将は西比利亜さいべりあの横断者と話し、議員の勇士は学界の俊秀と語る、何処を見ても名士の顔揃かほぞろひ、日本の機関を動かす脳髄は大抵此処に集まつて居ると思へば、彼処の話も聞いて見たく
燕尾服着初めの記 (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)