“手揃”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てぞろ50.0%
てぞろひ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今日は珍しくおはま満蔵と兄と四人手揃てぞろいで働いたから、家じゅう愉快に働いた。この晩兄はいつもより酒を過ごしてる。
春の潮 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
刮目くわつもくして待つてると、みやこはななる者が出た、本も立派りつぱなれば、手揃てぞろひでもあつた、さうして巻頭くわんたう山田やまだの文章、にくむべきてきながらも天晴あつぱれ書きをつた、かれの文章はたしかに二三だん進んだと見た
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)