御心おこころ)” の例文
然も紙屑屋かみくずやとさもしき議論致されては意気な声もききたくなく、印付しるしつき花合はなあわまけても平気なるには寛容おおようなる御心おこころかえって迷惑、どうして此様このようめす配偶つれあいにしたかと後悔するが天下半分の大切おおぎり
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
右やうの次第万事打明け候が貴兄はこの交渉に御応じの御心おこころ如何にや
書かでもの記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)