“ごころ”の漢字の書き方と例文
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この鉄道は乗客の待遇に最も注意を払っているというのをもって知られていたので、三等室でも決して乗りごころは悪くない。
深見夫人の死 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
ある日私はまあうちだけでも探してみようかというそぞろごころから、散歩がてらに本郷台ほんごうだいを西へ下りて小石川こいしかわの坂を真直まっすぐ伝通院でんずういんの方へ上がりました。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
そして一体、道誉自体のごころは誰がこれの目付めつけとなって高時へ教えてやるのかと、師直とすれば、ここで一言いってやりたいところだったに相違ない。
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)