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心
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こころ
ふりがな文庫
“
心
(
こころ
)” の例文
私
(
わたくし
)
は
漸
(
やうや
)
くほつとした
心
(
こころ
)
もちになつて、
卷煙草
(
まきたばこ
)
に
火
(
ひ
)
をつけながら、
始
(
はじめ
)
て
懶
(
ものう
)
い
睚
(
まぶた
)
をあげて、
前
(
まへ
)
の
席
(
せき
)
に
腰
(
こし
)
を
下
(
おろ
)
してゐた
小娘
(
こむすめ
)
の
顏
(
かほ
)
を一
瞥
(
べつ
)
した。
蜜柑
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「なにか、
心
(
こころ
)
から
娘
(
むすめ
)
を
喜
(
よろこ
)
ばせるような
美
(
うつく
)
しいものはないものか。いくら
高
(
たか
)
くても
金
(
かね
)
をば
惜
(
お
)
しまない。」と、
両親
(
りょうしん
)
は、
人
(
ひと
)
に
話
(
はな
)
しました。
笑わない娘
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そんな
素直
(
すなお
)
な
考
(
かんが
)
えも
心
(
こころ
)
のどこかに
囁
(
ささや
)
かないでもなかったのですが、
次
(
つ
)
ぎの
瞬間
(
しゅんかん
)
には
例
(
れい
)
の
負
(
ま
)
けぎらいが
私
(
わたくし
)
の
全身
(
ぜんしん
)
を
包
(
つつ
)
んで
了
(
しま
)
うのでした。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
でもこれがもしほんとうだったとすれば、
花
(
はな
)
のき
村
(
むら
)
の
人々
(
ひとびと
)
がみな
心
(
こころ
)
の
善
(
よ
)
い
人々
(
ひとびと
)
だったので、
地蔵
(
じぞう
)
さんが
盗人
(
ぬすびと
)
から
救
(
すく
)
ってくれたのです。
花のき村と盗人たち
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
そして
男
(
おとこ
)
の
子
(
こ
)
が
帰
(
かえ
)
って
来
(
く
)
るのを
窓
(
まど
)
から
見
(
み
)
ると、
急
(
きゅう
)
に
悪魔
(
あくま
)
が
心
(
こころ
)
の
中
(
なか
)
へはいってでも
来
(
き
)
たように、
女
(
おんな
)
の
子
(
こ
)
の
持
(
も
)
っている
林檎
(
りんご
)
をひったくって
杜松の樹
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
▼ もっと見る
色
(
いろ
)
よい
返事
(
へんじ
)
を
認
(
したた
)
めたおせんの
文
(
ふみ
)
を、
見
(
み
)
せろ
見
(
み
)
せないのいさかいに、しばし
心
(
こころ
)
を
乱
(
みだ
)
していたが、この
上
(
うえ
)
の
争
(
あらそ
)
いは
無駄
(
むだ
)
と
察
(
さっ
)
したのであろう。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
二十五
年間
(
ねんかん
)
教育
(
きょういく
)
に
尽
(
つく
)
して
職
(
しょく
)
を
退
(
しりぞ
)
いた
後
(
のち
)
、
創作
(
そうさく
)
に
心
(
こころ
)
をうちこんで、千九百二十七
年
(
ねん
)
になくなるまで、じつに二十
巻
(
かん
)
の
著作
(
ちょさく
)
を
残
(
のこ
)
した。
身体検査
(新字新仮名)
/
フョードル・ソログープ
(著)
なにしろそれにはなに一つし
損
(
そん
)
じのないように、
武士
(
ぶし
)
の中でも一
番
(
ばん
)
弓矢
(
ゆみや
)
の
技
(
わざ
)
のたしかな、
心
(
こころ
)
のおちついた人をえらばなければなりません。
鵺
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
大悟徹底
(
だいごてってい
)
と花前とは
有
(
ゆう
)
と
無
(
む
)
との
差
(
さ
)
である。花前は
大悟徹底
(
だいごてってい
)
の
形
(
かたち
)
であって
心
(
こころ
)
ではなかった。
主人
(
しゅじん
)
はようやく
結論
(
けつろん
)
をえたのであった。
箸
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
と、
諭吉
(
ゆきち
)
の
力
(
ちから
)
をほめてくれました。これで、
蘭学
(
らんがく
)
は
大阪
(
おおさか
)
のほうがすすんでいたことがわかり、
諭吉
(
ゆきち
)
は、
心
(
こころ
)
の
中
(
なか
)
でほっとあんしんしました。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
アンドレイ、エヒミチは
強
(
し
)
いて
心
(
こころ
)
を
落着
(
おちつ
)
けて、
何
(
なん
)
の、
月
(
つき
)
も、
監獄
(
かんごく
)
もそれがどうなのだ、
壮健
(
そうけん
)
な
者
(
もの
)
も
勲章
(
くんしょう
)
を
着
(
つ
)
けているではないか。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
私は恥しいことだけれど、かくも奇妙な事情の
下
(
もと
)
に、昔の競争相手と再会したことを、
心
(
こころ
)
私
(
ひそ
)
かに喜ばないではいられなかった。
陰獣
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
もっともある人が自分の話を聞いて、いやそれは
念
(
ねん
)
と云うもので
心
(
こころ
)
じゃないと反対した事がある。自分はいずれでも御随意だから黙っていた。
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
彼
(
かれ
)
には
一体
(
いったい
)
どうしていいのか
分
(
わか
)
らなかったのです。ただ、こう
幸福
(
こうふく
)
な
気持
(
きもち
)
でいっぱいで、けれども、
高慢
(
こうまん
)
な
心
(
こころ
)
などは
塵
(
ちり
)
ほども
起
(
おこ
)
しませんでした。
醜い家鴨の子
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
人々
(
ひとびと
)
に
心
(
こころ
)
せよ、それは
汝
(
なんじ
)
らを
衆議所
(
しゅうぎしょ
)
に
付
(
わた
)
し、
会堂
(
かいどう
)
にて
鞭
(
むちう
)
たん。また
汝等
(
なんじら
)
わが
故
(
ゆえ
)
によりて、
司
(
つかさ
)
たち
王
(
おう
)
たちの
前
(
まえ
)
に
曳
(
ひ
)
かれん。
斜陽
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
「これは世にたぐいなき物でござる。しかし、くれぐれも
心
(
こころ
)
して、わたくしのような終りを取らぬようになされませ。」
青蛙堂鬼談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「それは、村重どのの
心
(
こころ
)
一つだが……。すでに、信長公に対し、反旗をひるがえしたからには当然戦う覚悟であろうな」
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
又
(
また
)
吾
(
わ
)
が
敢
(
あへ
)
て
(五八)
横失
(
わういつ
)
して
能
(
よ
)
く
盡
(
つく
)
すの
難
(
かた
)
きに
非
(
あら
)
ざる
也
(
なり
)
。
凡
(
およ
)
そ
説
(
ぜい
)
の
難
(
かた
)
きは、
(五九)
説
(
と
)
く
所
(
ところ
)
の
心
(
こころ
)
を
知
(
し
)
つて
(六〇)
吾
(
わ
)
が
説
(
ぜい
)
を
以
(
もつ
)
て
之
(
これ
)
に
當
(
あ
)
つ
可
(
べ
)
きに
在
(
あ
)
り。
国訳史記列伝:03 老荘申韓列伝第三
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
氏郷が秀吉に
心
(
こころ
)
窃
(
ひそ
)
かに冷やかに思われたとすれば、それは氏郷が秀吉の主人信長の婿で有ったことと、最初は小身であったが次第次第に武功を積んで
蒲生氏郷
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
小生の本心は
漫
(
みだり
)
に他を攻撃して楽しむものにあらず、
唯
(
ただ
)
多年来
(
たねんらい
)
心
(
こころ
)
に
釈然
(
しゃくぜん
)
たらざるものを
記
(
しる
)
して
輿論
(
よろん
)
に
質
(
ただ
)
し、天下後世の
為
(
た
)
めにせんとするまでの事なれば
瘠我慢の説:03 書簡
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
、
勝海舟
、
榎本武揚
(著)
「そちの返り忠神妙ながら、なお本心
心
(
こころ
)
もとないと、おぼしめしての北殿ご諚! これ解らぬか、迂濶者め!」
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
大人
(
おとな
)
の
世界
(
せかい
)
のことはすっかり
分
(
わ
)
かってしまったとは
言
(
い
)
えないまでも、すくなくもそれを
覗
(
のぞ
)
いて
見
(
み
)
た。その
心
(
こころ
)
から、
袖子
(
そでこ
)
は
言
(
い
)
いあらわしがたい
驚
(
おどろ
)
きをも
誘
(
さそ
)
われた。
伸び支度
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
ブラ下げた長い長い二本の
縄
(
なわ
)
の
脚
(
あし
)
を
軟
(
やわ
)
らかに空中に波うたして、
紙鳶
(
たこ
)
は
心
(
こころ
)
長閑
(
のどか
)
に
虚空
(
こくう
)
の海に
立泳
(
たちおよ
)
ぎをして居る。ブーンと云うウナリが、武蔵野一ぱいに響き渡る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
ただ、あることで
姿
(
すがた
)
が見えなくなったが、人さまの目に見えないだけで、ぼく
自身
(
じしん
)
は、なんにも
変
(
か
)
わったことはないんだ。
心
(
こころ
)
も
体
(
からだ
)
も
昔
(
むかし
)
のままのグリッフィンなんだよ
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
クリストフはその
後
(
ご
)
、
偉
(
えら
)
い
音楽家
(
おんがくか
)
になりました。
彼
(
かれ
)
の
音楽
(
おんがく
)
はいつも、
彼
(
かれ
)
の
思想
(
しそう
)
や
感情
(
かんじょう
)
をありのままに
表現
(
ひょうげん
)
したもので、
彼
(
かれ
)
の
心
(
こころ
)
とじかにつながってるものでありました。
ジャン・クリストフ
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
朱
(
あか
)
らひく
膚
(
はだ
)
に
触
(
ふ
)
れずて
寝
(
ね
)
たれども
心
(
こころ
)
を
異
(
け
)
しく
我
(
わ
)
が
念
(
も
)
はなくに 〔巻十一・二三九九〕 柿本人麿歌集
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
この精神こそは
奈良朝
(
ならちょう
)
で有名な
光明皇后
(
こうみょうこうごう
)
のみ
心
(
こころ
)
を動かしたものであって、「折りつればたぶさにけがるたてながら
三世
(
みよ
)
の仏に花たてまつる
(三二)
。」とお
詠
(
よ
)
みになった。
茶の本:04 茶の本
(新字新仮名)
/
岡倉天心
、
岡倉覚三
(著)
此に於て竹葉上に
点々
(
てん/\
)
滴
(
したた
)
れる所の
露
(
つゐ
)
を
甞
(
な
)
め、以て漸く
渇
(
かつ
)
を
慰
(
い
)
す、吉田署長病
再発
(
さいはつ
)
し
歩
(
あゆ
)
むに
堪
(
た
)
へず、
遂
(
つゐ
)
に他の三名と共に
帰途
(
きと
)
に
就
(
つ
)
かる、行者
参
(
まゐ
)
り三人も亦
心
(
こころ
)
淋
(
さび
)
しくやなりけん
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
聞くだに涙こぼるる美談ぞかし。然るにわれは早くも
心
(
こころ
)
挫
(
くじ
)
けてひたすら
隠栖
(
いんせい
)
の安きを求めんとす。しかもそは取立てていふべきほどの絶望あるにもあらず
将
(
はた
)
悲憤慷慨のためにもあらず。
矢はずぐさ
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
この日、先生
頗
(
すこぶ
)
る
心
(
こころ
)
能
(
よ
)
げに
喜色
(
きしょく
)
眉宇
(
びう
)
に
溢
(
あふ
)
れ、言語も
至
(
いたっ
)
て
明晰
(
めいせき
)
にして
爽快
(
そうかい
)
なりき。
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
……大納言
心
(
こころ
)
では、将軍家は、其の風流の優しさに感じて、都鳥をば
一番
(
ひとつがい
)
、そつと取り、
紅
(
くれない
)
、
紫
(
むらさき
)
の
房
(
ふさ
)
を飾つた、金銀
蒔絵
(
まきえ
)
の
籠
(
かご
)
に
据
(
す
)
ゑ、
使
(
つかい
)
も
狩衣
(
かりぎぬ
)
に
烏帽子
(
えぼし
)
して、都にのぼす事と思はれよう。
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
『経律異相』四八に、竜に卵生・胎生・湿生・化生の四あり、皆先身
瞋恚
(
はらたて
)
心
(
こころ
)
曲
(
まが
)
り
端大
(
たんだい
)
ならずして布施を行せしにより今竜と生まる、七宝を宮となし身高四十里、衣の長さ四十里、広さ八十里
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
こんなときにひとつ何か小品で
心
(
こころ
)
愉
(
たの
)
しいものをじっくり味わいたいと、小型の
飛鳥仏
(
あすかぶつ
)
などを丹念に見てまわっていたが、結局は一番ながいこと、ちょうど若い樹木が枝を拡げるような自然さで
大和路・信濃路
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
されど教師は翁が上を
委
(
くわ
)
しく知れるにあらず。宿の
主人
(
あるじ
)
より聞きえしはそのあらましのみ。主人は何ゆえにこの翁の事をかくも聞きたださるるか、教師が
心
(
こころ
)
解
(
げ
)
しかねたれど問わるるままに語れり。
源おじ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
やがて娘の母
皈
(
かへ
)
り来りおはたやに娘のをらぬを見ていぶかり、しきりにその名をよびければ、かの木小屋にきゝつけて
遽驚
(
あはておどろ
)
き男は
逃去
(
にげさ
)
り、娘は
心
(
こころ
)
顛倒
(
てんだう
)
して
身
(
み
)
を
穢
(
けがし
)
たるも
打忘
(
うちわす
)
れおはたやにかけ入り
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
主人
(
しゆじん
)
から
與
(
あた
)
へられた
穀物
(
こくもつ
)
は
彼
(
かれ
)
の一
家
(
か
)
を
暖
(
あたゝ
)
めた。
彼
(
かれ
)
は
近來
(
きんらい
)
にない
心
(
こころ
)
の
餘裕
(
よゆう
)
を
感
(
かん
)
じた。
然
(
しか
)
しさういふ
僅
(
わづか
)
な
彼
(
かれ
)
に
幸
(
さいは
)
ひした
事柄
(
ことがら
)
でも
幾
(
いく
)
らか
他人
(
たにん
)
の
嫉妬
(
しつと
)
を
招
(
まね
)
いた。
他
(
た
)
の
百姓
(
ひやくしやう
)
にも
悶躁
(
もが
)
いて
居
(
ゐ
)
る
者
(
もの
)
は
幾
(
いく
)
らもある。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
併
(
しか
)
し
何
(
ど
)
ういふものか
此時
(
このとき
)
ばかり、
私
(
わたし
)
の
心
(
こころ
)
は
妙
(
めう
)
に
其方
(
そつち
)
に
引付
(
ひきつ
)
けられた。
虚弱
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
私は殊に騒々しいことが嫌いだ。
妻
(
さい
)
の外に手がないから、自然加勢をする。昔は子供を抱いている同僚を見ると向上心がないように思って
心
(
こころ
)
窃
(
ひそ
)
かに侮ったものだが、それが自分の身の上へ廻って来た。
凡人伝
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「
感
(
かん
)
は
是
(
こ
)
れ
心
(
こころ
)
の
影子
(
えいし
)
なり、
夢
(
ゆめ
)
は
是
(
こ
)
れ
心
(
こころ
)
の
画図
(
がと
)
なり」と、また
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
いつもわざと
眼
(
め
)
を
向
(
む
)
けぬように
心
(
こころ
)
がけていました。
金魚は死んでいた
(新字新仮名)
/
大下宇陀児
(著)
わが
骨
(
ほね
)
はわが
骨
(
ほね
)
は
色
(
いろ
)
あかき
心
(
こころ
)
の楯よ。
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
ただ
出
(
で
)
れば
好
(
よ
)
い、
心
(
こころ
)
から。
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
心
(
こころ
)
は
知
(
し
)
らじ、
甞
(
かつ
)
てだに。
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
捧
(
ささ
)
げまつる
胸
(
むね
)
と
心
(
こころ
)
七里ヶ浜の哀歌
(新字新仮名)
/
三角錫子
(著)
心
(
こころ
)
の
暁闇
(
ぎょうあん
)
丹下左膳:03 日光の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
心
(
こころ
)
細いね
小熊秀雄全集-22:火星探険―漫画台本
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
こうした
周囲
(
しゅうい
)
の
空気
(
くうき
)
は、
僕
(
ぼく
)
をして、
偶然
(
ぐうぜん
)
にも
心
(
こころ
)
に
深
(
ふか
)
く
感
(
かん
)
じたいっさいを
打
(
う
)
ち
明
(
あ
)
ける
機会
(
きかい
)
をば、
永久
(
えいきゅう
)
にうしなわしてしまったのでした。
だれにも話さなかったこと
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
こんなふうにいっていても、いっこう
利助
(
りすけ
)
さんが、こちらの
心
(
こころ
)
をくみとってくれないので、
海蔵
(
かいぞう
)
さんは、はっきりいってみました。
牛をつないだ椿の木
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
『
汝
(
おまえ
)
にもいろいろ
世話
(
せわ
)
になりました……。』
心
(
こころ
)
の
中
(
なか
)
でそう
思
(
おも
)
った
丈
(
だけ
)
でしたが、それは
必
(
かな
)
らず
馬
(
うま
)
にも
通
(
つう
)
じたことであろうと
考
(
かんが
)
えられます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
知
(
し
)
っての
通
(
とお
)
り、あたしゃどうやら
人気
(
にんき
)
も
出
(
で
)
て、
世間様
(
せけんさま
)
からなんのかのと、いわれているけれど、
心
(
こころ
)
はやっぱり十
年前
(
ねんまえ
)
もおなじこと。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
“心”の解説
心(こころ)は、非常に多義的・抽象的な概念であり文脈に応じて多様な意味をもつ言葉であり、人間(や生き物)の精神的な作用や、それのもとになるものなどを指し、感情、意志、知識、思いやり、情などを含みつつ指している。
(出典:Wikipedia)
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
“心”を含む語句
焦心
中心
心付
心配
心情
心地
心懸
心持
心臓
心中
心得違
心細
心掛
御心
真心
心遣
心附
心象
心底
下心
...