“まあ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
28.6%
14.3%
14.3%
14.3%
14.3%
間合14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
己は朝のまあだ薄暗い内に
都会と田園 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
見ても海軍原で殺して築地三丁目の河岸へ捨るに一町もほかかついで行く筈もなし(大)夫では家の内で殺したのか(谷)まあ聞たまえと云うのに
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
併し寄て襲ッて殺すには何うしても往来では出来ぬ事だ(大)そりう云う訳で(谷)何う云う訳ッて君、聞たまえよ(大)又聞たまえか(谷)イヤまあ聞たまえ
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
くうええてぎり/\つとかうぴらでぶんまあすとぽろうつとれちやあのがんだから、そんだからいまでも、かうれ、とほりだ
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「かんぜんよりこせえてみづまあせば、えゝんだよ」そばから巫女くちよせばあさんのいふのもたずにくちした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
まあちゃんはどうしたろう」と高瀬がこの家で生れた姉娘のことを聞いた。
岩石の間 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
まあちゃん、吾家おうちへ行こう」
岩石の間 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
杉の葉は日本風の家を何か装飾したものであったろう、ブランデーをかけて火を燃すオムレツも珍らしかったが、私の眼に今も鮮かにくるのは赤いツブツブのある奇麗な小さなまあるいものだった。
六郎兵衛は彼をにらんだまま、ぐい、ぐいと近よりつつ、間合まあい二間ほどになると、刀の柄に手をかけた。丹三郎は動けなかった。おれは斬られる、ともういちど思った。