手紙てがみ044 慶応二年十二月四日 坂本乙女あて044 けいおうにねんじゅうにがつよっか さかもとおとめあて
おとめさんにさし上る。 兼而申上妻龍女ハ、望月亀弥太が戦死の時のなんにもあい候もの、又御国より出候もの此家ニて大ニセ話ニなり候所、此家も国家をうれへ候より家をほろこし候也。老母一人、龍女、いもと両人、男の子一人、かつへ/\ニて、どふもきのど …
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