『手紙』
野田君 また惡いさうだね。だから言はないこつちやない。ぢつと寢てゐたまへ。病氣はこつちで辛抱強く馴らしてやるがいいんだ。一度馴れてしまつたら、こんなに可愛い奴はない。 池谷さんが死んだんでこれからお葬式に行くところだ。時間が半端なので、いま …
著者 | 堀辰雄 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行 |
初出 | 「ヴアリエテ 第四号」三才社、1934(昭和9)年1月1日 |
文字種別 | 旧字旧仮名 |
読書目安時間 | 約4分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約7分(300文字/分) |
題名が同じ作品