手紙てがみ095 慶応三年八月下旬 佐々木高行あて095 けいおうさんねんはちがつげじゅん ささきたかゆきあて
先、西郷、大久保越中の事、戦争中にもかたほにかゝり一向忘れ不申、若しや戦死をとげ候とも、上許両人の自手にて唯一度の香花をたむけくれ候得ば、必ず成仏致し候こと既に決論の処なり。然るに唯今にも引取り可申とて糞をくらへと鎮台に攻かけ居り候。何とぞ …
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