“短筒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たんづつ75.0%
ピストヲル25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
南蛮渡来なんばんとらい短筒たんづつを擬した白い右手をまっすぐに伸ばして、その袖口を左手でおさえた女の立ち姿が、そろりそろりと庭の立ち木のあいだを近づいて来ていた。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「お蘭——刀を出せ、いや、鉄砲を、いや、用意のあの短筒たんづつを持参いたせ——」
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
此所に十日計も止りあそび、谷川の流にてうおゝつり、短筒ピストヲルをもちて鳥をうちなど、まことにおもしろかりし。