“さきだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:サキダ
語句割合
72.5%
先立19.6%
前立3.9%
先死2.0%
先達2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吾人ごじんは時勢の概括的観察を為さざるべからず。しこうしてこれにさきだちて、さらにその淵原来歴をつまびらかにせざるべからざるの必要を感ず。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
倉地は四五歩先立さきだって、そのあとから葉子と木部とは間を隔てて並びながら、また弁慶がにのうざうざいる砂道を浜のほうに降りて行った。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
政子の輿入こしいれに前立さきだって、父親は父親としての、心遣こころづかいにわれてもいよう。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こうして私を愛してくれるべき可愛い者達にすっかり先死さきだたれ、おまけに大病に取憑かれて、すんでのことに彼世あのよへ行くところでございました。
幻想 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
あなたは二年後私に先達さきだって学校を卒業され、更に最高の学校に入りました。そうしてわれわれの間はどうなったのでしたろうか。
悪魔の弟子 (新字新仮名) / 浜尾四郎(著)