“彼世”の読み方と例文
読み方割合
あのよ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こうして私を愛してくれるべき可愛い者達にすっかり先死さきだたれ、おまけに大病に取憑かれて、すんでのことに彼世あのよへ行くところでございました。
幻想 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
運惡うんわるく、おまへ途中とちうんでしまつたなら、わたくし追付おつゝ彼世あのよで、おまへかほるやうになりませうよ。
其後そのご母の希望をれて、さいを迎え、子を生ませると、間もなく母も父の跡を追って彼世あのよった。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)