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彼世
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あのよ
ふりがな文庫
“
彼世
(
あのよ
)” の例文
こうして私を愛してくれるべき可愛い者達にすっかり
先死
(
さきだ
)
たれ、おまけに大病に取憑かれて、すんでのことに
彼世
(
あのよ
)
へ行くところでございました。
幻想
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
若
(
も
)
し
運惡
(
うんわる
)
く、お
前
(
まへ
)
が
途中
(
とちう
)
で
死
(
し
)
んでしまつたなら、
私
(
わたくし
)
も
追付
(
おつゝ
)
け
彼世
(
あのよ
)
で、お
前
(
まへ
)
の
顏
(
かほ
)
を
見
(
み
)
るやうになりませうよ。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
其後
(
そのご
)
母の希望を
容
(
い
)
れて、
妻
(
さい
)
を迎え、子を生ませると、間もなく母も父の跡を追って
彼世
(
あのよ
)
へ
逝
(
い
)
った。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
村「私のようなものと死ぬのは外聞がわるかろうけれども、友さん
定
(
さだま
)
る約束と諦めて、どうぞ死んで
彼世
(
あのよ
)
とかへ行っても、どうぞ見捨てないで
女房
(
にょうぼ
)
と思っておくんなさいよ」
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「お
前
(
まえ
)
さんとならばヨウ、
何処
(
どこ
)
までもウ、親を離れて
彼世
(
あのよ
)
までもゥ」
若
(
わか
)
い女の好い
声
(
こえ
)
が歌う。「コラコラ」皆が
囃
(
はや
)
す。
禾場
(
うちば
)
の日はかん/\照って居る。くるり棒がぴかりと光る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
▼ もっと見る
神様のことだの、永遠の事柄だの、今の苦しみを忍びながら
彼世
(
あのよ
)
で得られる仕合わせなどを、話してきかした。しかしそれは彼女を少しも慰めなかった。ある日、ゴットフリートがやってきた。
ジャン・クリストフ:06 第四巻 反抗
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
彼世
(
あのよ
)
からのたよりが又一つ来た。其はお馨さんが
臨終
(
りんじゅう
)
十一日前の手紙であった。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
彼
常用漢字
中学
部首:⼻
8画
世
常用漢字
小3
部首:⼀
5画
“彼”で始まる語句
彼
彼方
彼奴
彼女
彼処
彼方此方
彼岸
彼様
彼是
彼等