“さきだつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
先達50.0%
先立50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うめ否々いへ/\いとまは一かう出し申さず候と申に家主平兵衞も進みいで先達さきだつ梅事うめことわたくしへ御預おあづけのあひだ委細ゐさいうけたまはり候ところ粂之進殿くめのしんどのいとま
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
助けんとて種々いろ/\と平兵衞に相談するをりから思ひも寄らず喜八が妻のお梅主家しうかのがれ歸りけるが此主人は先達さきだつて喜八を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
我等にはなしもなく大事の娘を賣などとは長八貴樣にも似合にあは心底しんていなり先達さきだつて云し時は屋敷やしき奉公ほうこうつかはしたりとよくも人をあざむきしなど申に長八はひたひ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
始めとして富澤町の實父じつぷにも兄にも先立さきだつ不幸ふかうの罪おゆるなされて下されよ是皆前世の定業と斷念あきらめられて逆樣さかさまながら只一ぺんの御回向を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
伏拜ふしをがみ世にもうれしげに見えにけるが其夜そのよ嘉傳次はひとりの玉之助を跡に殘しおく先立さきだつならひとは云ひながらゆふべつゆ消行きえゆきしは哀れはかなかりける次第なり感應院夫と聞き早速來り嘉傳次の死骸なきがら
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)