“孰與”の読み方と例文
読み方割合
いづれ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こはヱネチアの心胸と稱すべき處にして、國の性命はこゝに存ずといふなるに、その所謂いはゆる繁華は羅馬のコルソオに孰與いづれぞ、又拿破里ナポリの市に孰與ぞ。
こは我に謀るにあらずして我に命ずるものなればなり、我に命ずるは我をふものなればなり。世途は艱難ならん。されどその我を毒すること今の生涯に孰與いづれぞ。今や公子はわれに自由を與へ給ふ。