孰與いづれ)” の例文
こはヱネチアの心胸と稱すべき處にして、國の性命はこゝに存ずといふなるに、その所謂いはゆる繁華は羅馬のコルソオに孰與いづれぞ、又拿破里ナポリの市に孰與ぞ。
こは我に謀るにあらずして我に命ずるものなればなり、我に命ずるは我をふものなればなり。世途は艱難ならん。されどその我を毒すること今の生涯に孰與いづれぞ。今や公子はわれに自由を與へ給ふ。